仕事（講談）続く会78回

●続く会

旭堂南海の何回続く会？　　毎月第４火曜日　19時開演　薬業年金会館　木戸銭：1000円

【２００３年】

12月22日（月）　第７８回
　　　講談・太閤記　第一部　「木下藤吉郎その６」　～佐屋川の一番渡り～

　《会の案内ちらしより…》
兵庫県の市川町という所へ行きました。民間施設で「思い出館」と言うのがありました。出来たばかりでまだ館内は整理の途中でしたが、色々なものがありました。基本はオーナーさんが自前で収集していた「クラッシックカー」と「世界の蝶々」です。どこが「思い出」やねんと皆がまず突っ込みます。「クラッシックカー」はどれも保存状態がよく40台ほどありました。「蝶々」は世界的に素晴らしい量と種類だそうです。これにプラスして、地元「市川町」の古いモノを合わせて「思い出館」とくくったそうです。「地元の古いモノがまだ整理の途中なんです」と、支配人さんが言いながら案内してくれました。軍服や農機具が置いてある横に大きな段ボール箱が数箱ありました。何気なく覗くと、古い本や雑誌がギュウギュウに詰め込まれてました。「これはねぇ･･･地元の方が引き取ってくれと言うので貰ってきたんですよ。困るんです。どうも勘違いされてる方もいらっしゃって･･･」と支配人さんが言う横で、目が釘付けになりました。段ボールの中にチラッと見えた『講談雑誌』と『講談倶楽部』のタイトル。上の方だけしか解りませんでしたが、全部でどれぐらいあったでしょうか･･･その他、戦前・戦中の雑誌もたくさんあったように思います。「こっこれらも展示するのですか？」「そうですねぇ･･･今、考えてるのです･･･カーマニアに蝶マニア、全国から来て頂けるんですが、それらの古い本や雑誌のマニアというのが果たしていらっしゃるかどうか･･･」「そうですよねぇ･･･そんなモノに興味にある人なんておりませんよ」「確かに、アホと違いますか･･･ちなみに、この会館はカギは頑丈ですか？」「どういう意味ですか？」「別に意味はありません」「南海さん、何をそこで分別してるんですか？」「意味はありません」「クラッシックカーを見て下さい」「興味ありません」「講談師でしたよねぇ南海さんは･･･」「違います」

　《会の案内はがきより…》
14日、赤穂義士祭に呼ばれました。「一席やってもらえませんか？」と。「これぞ講釈師の本懐」と即座に御受けしました。担当者様が「30分程の義士ネタをびっしりやって欲しいのです」「待ってました」「ついては･･･当日は義士と関連ある全国の自治体もやってきますので、その紹介も講談の前に少しお願いしたいのです」「よろこんで」「笠間市、山鹿市、相生市、龍野市･･･」「結構ありますねぇ。「豊岡市、加西市、上郡町･･･各10分ずつ頼みます」「よっよっヨロコンデかな･･･」「それと、佐用町、千種町、三日月町、備前市、日生町、大原町･･･」「そっそれらも義士と関係があるのですか？」「イイエ、赤穂に近いというだけの関係ですわ、そうそう、大原町は宮本武蔵を義士に何とか関係づけて喋って欲しいとの事ですわ」「･･･」「ちなみに、舞台は野外です」「ヨロコブかぃ･･･紹介が130分で義士ネタが30分･･･全部で160分･･･しかも野外･･･」「鏡割りの司会も頼んじゃおうかな･･･何しろ、去年300年祭をやって予算がないもので･･･」「それで私に白羽の矢が立ちましたか･･･」「ハイご名答」
（注）Ｒ４３号の様な･･･

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