| ＨＯＭＥ | プロフィール | 仕事（講談） | 仕事（その他） | その他 |
●続く会
旭堂南海の何回続く会？ 毎月第４火曜日 19時開演 薬業年金会館 木戸銭：1500円【２０１１年】
５月24日（火）午後７時 第１６６回
新読み物開始！
『浪花孝子美談 植木屋春吉』（壱） 〜濡れ衣〜
《会の案内ちらしより…》
《会の案内はがきより…》
嗚呼！世の中はなどて不平等なりしか。陰徳を 積んだる人に陽の当たる事なし。拾う神更にな し。額に汗したる人に汗に等しき対価宛われる 例なし。さりながら、ままよと世の路外れたな れば良しともせぬ人は、神仏を信心し且つ恨み 呪い日々を情けなく送るのみか･･･否、いつの日 にか光さす時参らんとの願いを胸に納めつつ、 毎日を送れり。此処に、浪花の孝子の譽・植木 屋春吉あり。いよいよ艱難辛苦の「濡れ衣」を 着せられ、世を恨み儚み自暴自棄になりかける ･･･しかし、待てよと留まり深呼吸。深き息の中 に感じたるものとは一体なに。嗚呼！講釈師に 陽の当たる時は来たるかや。否、今が光射した る時なるぞと神の呟き･･･なんたるちやサンタル チヤ･･･神よ貴方は残酷なまでに正直でおます。
第１６５回へ 第１６７回へ
